贈品だから捨てるわけにはいかない…
代表代理田中です。西日本では梅雨明けが気象庁より発表されたようですね(速報値)。我が東海地方ではまだのようですが…近畿地方って地続きのお隣で、青森と北海道みたいに海峡を隔てて別れているわけではないですよね。他人事ではないですね……

代表代理の工具箱です。バリンバリンに割れているのを、絶縁テープでつなぎとめてあります。現場移動の時に、ふとした拍子にバラバラっと砕け散って、周囲5mぐらいに箱中の工具が四散しそうですね……この工具箱なんですけど、代表代理が大先輩から押し付けられたもらったものなので、簡単に捨てるわけにはいかないんですよね。ひょっこりと大先輩が訪ねて来て、「俺の工具箱、使い勝手がいいだろ?」なんて聞かれたらピンチですからね。修理しましょう。

プラスチック溶接です。

もうひと踏ん張りです。このプラ溶接ですが、すべてのプラスチックに有効というわけではありません。熱に溶ける汎用プラスチック(PP)が対象です。プラスチックの種別を外見だけで判別するのは難しいですが、非対象品ですと溶けずにただ真っ黒焦げになるだけです。

プラ溶接が終わったら、整形のためパテ塗をして平滑ペーパーがけをします。

塗装をして完成です。パテのペーパーがけは丁寧にやれば、その分仕上がりがきれいになります。上の写真では少しパテ跡が浮き出ていますが、工具箱なのでこれでいいでしょう。あまり擦ると強度はその分落ちますしね。
一応それっぽくは修理しましたが、躯体プラスチックの靭性がなくなっているので、コンクリート床などにぶつけたりすると容易に割れます。丁寧に扱わなくては駄目です。
ちなみに……この仕事をお客様の方で便利軒とらたろうにご依頼になった場合、技術料¥2,000・出張費¥2,000・工具保管料¥1,000の合計¥5,000になります。ホームセンターで新品を買った方がいいと思います。
以上代表代理田中の「贈品だから捨てるわけにはいかない…」でした。それでは今後とも便利軒とらたろうを、よろしくお願いいたします。
